「有馬温泉」

 「生野銀山」を堪能したあとは南下して「神戸」で「ヒバリ」と再開して「有馬温泉」へ向かいました。「有馬温泉」は「日本三大古湯」のひとつで、泉質は湧出場所により異なり、塩分と鉄分を多く含み褐色を呈する含鉄塩化物泉(金泉)、ラジウムを多く含む放射能泉、炭酸を多く含む炭酸水素塩泉(銀泉)の3種類があります。 温泉街は山奥不覚にありますが、あまりに観光地として発展しているため、豪華マンション規模の旅館やホテルが乱立し、少しでも車を止められるよう、立体駐車場が川の上やら道路脇の狭いスペースやらに詰め込まれているダンジョン化しています。

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 「神戸市内」から「有馬温泉」へは、割高な「北辰急行電鉄」と「神戸電鉄」を乗り継いでいきます。「神戸電鉄」は最大勾配が50‰というガチで山岳路線ですが、高頻度路線のため大部分が複線化されています。

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 「神戸電鉄」の車窓の一つ。こんな40~50‰の勾配が断続しています。国内の鉄道は25‰が急勾配とされ(蒸気機関車や貨物列車は補助機がないと走れない)、33.3‰が特別とされているので、これはそれを上回っています。

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 「有馬線」と「三田線」が分岐する「有馬口駅」に、「DSS(ダブルスリップスイッチ)」がありました。

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 温泉街です。何やらでかい建物がたくさんあります。「熱海」状態です。

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 日帰り温泉である「太閤の湯」へ行ってきました。料金は2400円と日帰り温泉としてはかなりの割高ですが、施設が非常に充実していて金の湯や銀の湯など、「有馬温泉」の象徴である湯が充実しています。また、30分無料の岩盤浴もありました。難点は3連休でめちゃくちゃ混んでいたことでした。

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 当日は入場制限がかかり、60分外で待たされました。風呂の入場制限なんて聞いたことありません。

 その夜は「岡山」に泊まりました。乗り継ぎが非常にうまくいき、「有馬温泉」~「岡山」間を1時間10分で走破できました。
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【動画】「富山市内線」の「大学前駅」物語

 最近、ゆっくり鉄道解説動画作りにはまっています。てな訳で第3弾では、「富山市」の路面電車(「市内線」)の「大学前駅」を取り上げました。対象者が「富山大学」関係者や「大学前駅」利用者と非常に限られ、ネタがネタなだけあって需要の少ない動画ではありますが、思い入れがあるがために作りました。


http://www.nicovideo.jp/watch/nm20224893

内容
「大学前駅」は何故「富山大学」から微妙に離れているのか?
「富山大学」の路面電車延伸構想


原作↓
『「富山市」の路面電車の歴史』
『「富山市」の路面電車の歴史:現代編』
『富山大橋架け替え工事 その7 平成24年3月4日』
『富山の路面電車の理想』
(図に多少の間違いがあります。直すのがめんどいのでご了承ください。)


次回予定
「富山地方鉄道」の「新富山駅」物語


原稿は荒削りに出来ていますが、投稿時期は気分次第としときます。

「生野銀山」 その3 野外見学

 「佐渡金山」と同じく、「生野銀山」にも坑道内だけでなく、屋外にも色々な見所がありました。


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 外には、鉱山鉄道車両が展示してありました。

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 観光用のものではありませんが、近代の坑道が線路とともに外から見られます。

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 慶樹ひの跡です。「ひ」とは、鉱脈を意味します。鉱脈は高傾斜に一定の方向に板状に続いているため(←割れ目に染み込んで出来たから)、それに沿って掘るとこういう地形ができます。まるで「鎌倉」の切通みたいです。「生野銀山」最大の鉱脈の一つで。室町時代から江戸末期までの300年間で深さ200mまで掘られました。

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 ぶらぶら歩いていると、こういう掘削跡がちらほら見られます。

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 大丸坑の採掘跡です。ここも地上の鉱脈に沿って掘削跡があり、さらに地下には坑道を掘りすすめています。ここは、断層によって鉱脈が分断されています。

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 断層が出来た際に岩盤がずれて摩擦で砕かれて出来た「断層粘土」があるそうですが、遠目だとさっぱりわからん。

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 大丸坑の入口は、下の観光用坑道につながっているそうです。

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 周囲には、江戸時代に掘削された坑道の入口がちらほら見られます。

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 入口は洞窟みたいですが、少し奥を見ると観光用坑道で見られた狭い狸掘りの坑道が見えます。

「生野銀山」 その2 坑道見学(主に近代)

 探検坑道の奥の方には、近代に掘られた坑道、機械設備などが展示されていました。


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 明治以降の近代技術で掘られた坑道は立って歩けるほど広いです。しかも、素掘りで曲がりくねっているので歩いていても面白いです。しょっちゅう枝分かれもしていて、立ち入り禁止の道も多数あります。

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 ちょっと開けたところに滝がありました。地下水を抜くための疎水坑道なのか?普通に掘っていて水が湧き出したのか?どちらでしょうか?

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 「佐渡金山」でもそうでしたが、「生野銀山」の坑道も、酒の貯蔵に有効活用されています。

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 近代の採掘の再現展示です。これは「サンドスライム方式」という、鉱脈に沿って下から岩盤を削っていく工法です。鉱山では、上下30m間隔(30mでレベル1と表現)に坑道が掘られ、上で削った鉱石を井戸から下のトロッコに積んでいく作業を30m上に掘り進むまで行います。削ってできた残土(ズリ)が足場替わりになります。

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 こんなどでかい削岩機を地面に突き立てて上方向に岩盤を削っていたのです。鉱山の岩盤は変性作用で固い場合が多いので、近代技術とは言え、とてつもない重労働だったでしょう。

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 ダイナマイトによる掘削の様子です。ダイナマイトの発明によって、坑道掘削が非常に進歩したのは、「江戸時代」の坑道と比較して近代の坑道が広いことからもよくわかります。ダイナマイトはあらかじめドリルでほった細い穴に充填され、中心から外側に向けて順番に爆発するよう、導火線の長さが調整されています。

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 調査ボーリングの様子です。切羽から鉱脈の姿勢、範囲、品位などを常に確認して今後の掘削方針を決める重要なデータを得ていきます。蛇足ですが、

ボウリング=球を転がしてピンを倒すスポーツ
ボーリング=穴を円筒状に掘る作業


ですよ。

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 このようにコアを採取して、周辺の地質を把握します。

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 掘削した鉱石は、工事用の機械で効率的に採取します。


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 鉱脈に沿って掘ったあとです。この辺は、江戸時代の坑道も一緒にあります。鉱脈は、石英に含まれて算出することが多いため、白い帯状をしています。

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 鉱脈の拡大です。恐らく銀色っぽいのもそうでしょう。

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 下の方にもこんなふうにほった跡が見えます。

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 鉱脈に沿って掘ったあとです。これは「シュリンケージ」と呼ばれ、ここでは深さが30mもあります。30mといえば、前に説明した坑道同士の1レベル分に相当します。鉱脈は板状に高傾斜しているため、鉱脈に沿ってこのような空洞ができます。


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 「光栄立坑」の近くです。「生野銀山」には落差数百m級の立坑が8本あり、そのうち「光栄立坑」の落差は730mにもおよびます。これは、「東京スカイツリー」(634m)を100m上回る規模です。

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 「光栄立坑」のエレベーター巻上機です。ここで730m分の巻上げを行っていました。

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 巻上機は全て地下にあるため、巻上げ用のワイヤーをエレベーターの真上まで通すために、上に斜坑が掘られています。すごいダイナミックです。


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 これが「光栄立坑」とエレベーターです。この穴の下は、730mの闇です。残念ながら、立坑に近づいてしたを見下ろすという、のださんのようなことはできませんでした。安全上立ち入り禁止ですからね。

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 エレベーターには線路がついていて、そこからトロッコを出し入れできました。人形が相変わらず不気味です。

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 そんなこんなで「生野銀山」は、非常にダイナミックな展示物が目白押しで面白かったです。最後に、次の記事で外の風景をちょいと紹介します。
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