「郡上八幡」の鍾乳洞巡り その3 「縄文鍾乳洞」

 「大滝鍾乳洞」から500mほど離れたところには、「縄文鍾乳洞」があります。この鍾乳洞は、科学的に存在が予想されてから発見された、珍しい鍾乳洞です。洞内では、縄文人が暮らしていた遺跡が発見され、このことからこの名になっています。ちなみに、縄文人が暮らしていた頃の穴は、現在は塞がれていて行方知れずだそうです。この鍾乳洞で特筆すべきは、上下左右の立体迷路感も半端ないことです。中の見学ルートは、上下左右に小刻みに曲がりくねり、方向感覚は完全に失われます。たとえで言うなら、全てトンネルの「ビックサンダーマウンテン」のコースを歩いているようなものです。中は明かりが無いため、入口で配布される懐中電灯だけで進むため、探検感とスリル感は、「郡上八幡」の観光鍾乳洞では、一番高いでしょう。係りのおじさんに、「念のため2個持っていった方がいいかも♪」と軽く言われて、2個持って行きましたが、最初につけた1個目の電池が切れかかりになってきて、これで1個しか持っていなかったらかなり焦っていました。

「縄文鍾乳洞」
全長:1000m以上
観光できる距離:400m
分布範囲:分布範囲:東西100m、南北55m、上下55m(7層)



IMGP7731.jpg
 残念ながら、洞内は撮影禁止のため、中の神秘を記事で公開することはできません。そのため、本記事では外の景色だけをお伝えします。。中に興味のある方は、是非行ってみてください。ルート上には、コースから外れないよう、案内札が明示されていますが、それがなかったら冗談抜きで迷います。というか、これを探検して把握した人がすごいと思います

IMGP7730.jpg
 「縄文鍾乳洞」の概要です。

IMGP7732.jpg
「大滝鍾乳洞」と比べて、入口から既に石灰岩露頭が露骨に露出しています。

IMGP7803.jpg
 出口です。出口は入口より少し上にあります。突き出ている岩は、石灰岩です。

IMGP7805.jpg
 この周囲は、石灰岩が露出する、カルスト地形をしています。

IMGP7804.jpg

IMGP7807.jpg


IMGP7806.jpg
 各石灰岩には、化石らしき?筋やら、よく溶岩に見られるガス抜き穴っぽいの(水に溶けた部分)があります。説明には、ウミユリなどの化石があるらしいですが、残念ながら見つかりませんでした。
スポンサーサイト

【動画】 「成田空港」と鉄道 その3 「成田新幹線」の再利用

 「成田空港」と鉄道シリーズの第3回目の動画をうpしました。今回は、その1で紹介した、建設が凍結されて放置された「成田新幹線」の設備の行く末を語ります。「成田新幹線」の建設が凍結されるまで、「土屋」~「成田空港」間の8.7kmの区間では新幹線の高架橋や地下トンネル、「成田空港駅」の躯体が建設され、ほぼ完成までこぎつけました。また、現在の「京葉線」の「東京駅」の位置に、「成田新幹線」の駅を作るための調査ボーリングなども行われました。これらがどのように再利用されたかを紹介します。


原作↓
『成田空港と鉄道 その2 成田新幹線の計画ルートの一部に造られた京葉線』
『成田空港と鉄道 その3 成田空港付近では成田新幹線の路盤やトンネルが使われている』
『成田空港と鉄道 その4 成田空港付近ではJR成田線と京成本線は単線になります』


関連記事↓
『【動画】 「成田空港」と鉄道 その1 「成田新幹線」建設計画』
『【動画】 「成田空港」と鉄道 その2 もう一つの「成田空港駅」 -「東成田駅」の歴史-』


次回:「成田空港」と鉄道 その4 「成田スカイアクセス」の開業

「郡上八幡」の鍾乳洞巡り その2 「大滝鍾乳洞」

 お次は「大滝鍾乳洞」です。「大滝鍾乳洞」は、「郡上八幡」市街地より東側の山中にあり、全長は2㎞以上と「東海地方」では「竜ヶ岩洞」と並んで最大級の長さを持つ鍾乳洞です。

「大滝鍾乳洞」
全長:2000m以上
観光できる距離:700m
分布範囲:東西270m、南北40m、上下100m(8層)

 この地域で最大長の鍾乳洞とされ、洞内は立体的に細長く入り組み、奥には高さ30mの滝が見られる。洞内では「コノドント」などの微生物の化石も発見され、地質学場でも重要な鍾乳洞である。


IMGP7656.jpg
 「大滝鍾乳洞」案内図です。一方向に川のように伸びていますが、立体的にもかなり高低差があります。入り口から長くUターンするように進みます。

IMGP7657.jpg
 入り口までは、ケーブルカーを使います。しかも全線複線方式の釣べ型です。普通のケーブルカーのようにすれ違い部分だけ複線にすると、分岐器や曲線などの設計・建設でかえって面倒なので全線複線にしたと思われます。

IMGP7660.jpg
 入り口です。入り口はコンクリートボックスで加工されています。表層がガサガサで崩れやすいのでしょうか?外の風景は、ごく普通の山林です。

IMGP7665.jpg
 地山は見事な石灰岩(黒灰色のやつ)です。石英か方解石っぽい脈(白いやつ)が通っています。

IMGP7666.jpg
 一面が灰色なきれいな石灰岩も見られます。左上のはどういう仕組みでしょうか?触れなかったのでわかりませんが、黒色泥岩にでも、石灰岩(灰色)の岩片が混じりでもしたのでしょうか?

IMGP7673.jpg
 高低差が激しいのが「郡上八幡」の鍾乳洞たちの特徴であり、とにかくこういう階段がちらほら見られます。

IMGP7676.jpg
 右上~左下の方向に、頁岩っぽいペラペラの劈開が発達していました。ここだけ強い圧力を受けたのが目立っているのか?はたまた断層なのか?

IMGP7681.jpg
 「ディズニーランド」の「ビックサンダーマウンテン」ばりの鍾乳石と石筍が見えました。この雄大さは、実際に行かないとなかなかわかりません。

IMGP7682.jpg
 地下水が天井から壁伝いに同じ場所を滴り流れ続けると、こういうようにあばら骨状になります。

IMGP7671.jpg
 なんだか、壁が滑らかになっています。よくわかりませんが、学術上、大変貴重なものらしいです。

IMGP7685.jpg
 鍾乳石の発達し具合によっては、このような蜂の巣状にもなります。

IMGP7687.jpg
 あるいは、なすびのようにずんぐりします。

IMGP7690.jpg
 ノッチです。かつて水が流れていたことを示す地形です。写真真ん中上にでっぱり(右側)と凹み(左側)がありますが、これは水が流れていた証拠です。左側の、カーブの外側が水のm流れで削られています。右側は流すのようになっています。右側の下は、地下水により溶かされているため、えぐれています。

IMGP7692.jpg
 かつて流れていた地下水の水面あたりは、純粋な石灰岩ではなくなにやら砂利がたまって少しセメンテーションをされたように結合していました。

IMGP7684.jpg
 美しいひだ状の鍾乳石がでてきました。

IMGP7706.jpg
 指の先にある、石英、もしくは方解石がリング状になっているのは、生物殻の化石でしょうか?それとも関係のない偶然でしょうか?

IMGP7711.jpg
 落差30mはあろうかという大滝(水しぶきでうまく取れませんでした…)の傍らに、露頭をきれいに研磨して造った仏像が複数ありました。見事にピカピカに磨かれた仏像を見て思ったのは、「化石があるかなあ?」です。残念ながら見当たりませんでした。

IMGP7719.jpg
 狭い隙間から、こんな美しい鍾乳石群がみえました。なんか、下のほうにはコケが生えています。

IMGP7694.jpg
 石灰岩を走っている白い脈が、ところどころ寸断されています。断層ですね、おそらく。

IMGP7723.jpg
 謎の鏡岩です。どのようにしてできたのでしょうか?

IMGP7725.jpg
 こんな階段をひたすら上ったり下ったりします。

IMGP7728.jpg
 出口は、入り口へ向かうケーブルカーのわきにありました。
プロフィール

太郎の部屋

Author:太郎の部屋
太郎の部屋にようこそ!

カレンダー
09 | 2013/10 | 11
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
部屋に来た人
地域別訪問者数

ジオターゲティング
月別アーカイブ
カテゴリー
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
バロメーター
ブログ内検索
リンク
RSSフィード
ブロとも申請フォーム