世界一長い鉄道トンネルは世界一深い鉄道トンネルでもある

 昨年の10月15日に、完成すれば「青函トンネル」(全長53850m)を越える、世界一長い鉄道トンネルとなる「ゴッタルト基底トンネル」(全長57091m)が貫通しました。完成するまであと7年です。

 このトンネル、長さだけでなく、土被りも世界一です。「鉄道ジャーナル532号」に乗っていた鉄道ニュースによると、このトンネルの最大土被り(トンネルから地面までの深さ)は約2500mに及ぶそうです。この土被り値は世界最大で、「日本」で最も土被りの大きい鉄道トンネルである「上越新幹線」の「大清水トンネル」(全長22221m、土被り約1150m)の倍以上になります。標高3000m級の「赤石山脈」(南アルプス)を一直線に貫く予定の「リニア中央新幹線」のトンネル(最大土被りが1400m)よりも1000m大きいです。

 岩石の比重は大体が水や海水の2.5倍です。地下2500mのトンネルにかかる圧力を水圧に換算すると、2500m×2.5=6250m、すなわち深海6250mでの水圧(1cm四方に625kgの圧力)に匹敵します。これは、現在世界で一番深く潜れる有人潜水調査船の「深海6500」が潜る世界です。水中と違って地山(岩盤)自体の固さがトンネルを支えてくれる面もありますが、周りにはものすごい力がかかっているということです。土被り1000m辺りから、山はね(圧力で岩盤の壁がはがれたり、岩が大砲の弾みたいに飛び出す現象)が起こるので、「ゴッタルト基底トンネル」の工事現場ではどれだけの大自然の壁が立ちはだかったのでしょうか?
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