「河口湖」に延びている「中央自動車道」の分岐路線は、「赤石山脈」横断計画の名残

 最近、「リニア中央新幹線」のルートが「赤石山脈」横断ルートに決まりました。このルートは数十年前の計画時から考えられた、いくつもの候補ルートの中で、最も直線で路線距離が短くて車輛のスピードが出せて山あり谷ありなものです。この、「赤石山脈」を横断する直線ルートは、「中央自動車道」の建設計画時にもその候補に挙がっていました。現在の「中央自動車道」は「赤石山脈」を避けて「諏訪湖」を経由する大回りルートをとっています。そのルートの途中で「大月ジャンクション」から「河口湖」方面に分岐する短い路線(鉄道でいう盲腸線)が延びていますが、それこそが「赤石山脈」横断ルートの一部なのです。

中央自動車道
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/knp/column/20101224/544889/?SS=imgview&FD=46728356より。
 かつての「中央自動車道」の計画ルートです。実線が「赤石山脈」直線ルート、破線が迂回ルートで現在の「中央自動車道」とほぼ一致します。こういった計画は今から50~60年前に、すでにあったのです。


中央自動車道2
 今の地図に照らし合わせると、赤線のようなルートになります。「河口湖」から「身延」へ下り、「赤石山脈」を貫いて「飯田」に至るものです。現在の「大月ジャンクション」~「河口湖インターチェンジ」間は、このルートの一部になるのです。ただ、「河口湖」と「身延」は500m以上の標高差があるので、「甲府」の南から「赤石山脈」を貫いたほうが起伏が抑えられる気もします(どっちみち「赤石山脈」横断時にトンネルを短くするためにある程度高度を稼ぐため、そこでの起伏は結構ありそうですが)。

 この壮大な構想は、技術や費用やなんやかんやで実現しませんでした。そして現在、それは「リニア中央新幹線」に引き継がれようとしています。かつては「北陸新幹線」の「立山連峰」を貫くルートが考えられていたことなどをみると、昔の建設計画は今の現実からみれば非常に壮大なものが多いですね。

 この「赤石山脈」横断ルートについては、以下のサイトで詳しく見ることができます。
南アルプスを越えられなかった中央自動車道
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