「生野銀山」 その2 坑道見学(主に近代)

 探検坑道の奥の方には、近代に掘られた坑道、機械設備などが展示されていました。


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 明治以降の近代技術で掘られた坑道は立って歩けるほど広いです。しかも、素掘りで曲がりくねっているので歩いていても面白いです。しょっちゅう枝分かれもしていて、立ち入り禁止の道も多数あります。

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 ちょっと開けたところに滝がありました。地下水を抜くための疎水坑道なのか?普通に掘っていて水が湧き出したのか?どちらでしょうか?

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 「佐渡金山」でもそうでしたが、「生野銀山」の坑道も、酒の貯蔵に有効活用されています。

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 近代の採掘の再現展示です。これは「サンドスライム方式」という、鉱脈に沿って下から岩盤を削っていく工法です。鉱山では、上下30m間隔(30mでレベル1と表現)に坑道が掘られ、上で削った鉱石を井戸から下のトロッコに積んでいく作業を30m上に掘り進むまで行います。削ってできた残土(ズリ)が足場替わりになります。

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 こんなどでかい削岩機を地面に突き立てて上方向に岩盤を削っていたのです。鉱山の岩盤は変性作用で固い場合が多いので、近代技術とは言え、とてつもない重労働だったでしょう。

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 ダイナマイトによる掘削の様子です。ダイナマイトの発明によって、坑道掘削が非常に進歩したのは、「江戸時代」の坑道と比較して近代の坑道が広いことからもよくわかります。ダイナマイトはあらかじめドリルでほった細い穴に充填され、中心から外側に向けて順番に爆発するよう、導火線の長さが調整されています。

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 調査ボーリングの様子です。切羽から鉱脈の姿勢、範囲、品位などを常に確認して今後の掘削方針を決める重要なデータを得ていきます。蛇足ですが、

ボウリング=球を転がしてピンを倒すスポーツ
ボーリング=穴を円筒状に掘る作業


ですよ。

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 このようにコアを採取して、周辺の地質を把握します。

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 掘削した鉱石は、工事用の機械で効率的に採取します。


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 鉱脈に沿って掘ったあとです。この辺は、江戸時代の坑道も一緒にあります。鉱脈は、石英に含まれて算出することが多いため、白い帯状をしています。

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 鉱脈の拡大です。恐らく銀色っぽいのもそうでしょう。

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 下の方にもこんなふうにほった跡が見えます。

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 鉱脈に沿って掘ったあとです。これは「シュリンケージ」と呼ばれ、ここでは深さが30mもあります。30mといえば、前に説明した坑道同士の1レベル分に相当します。鉱脈は板状に高傾斜しているため、鉱脈に沿ってこのような空洞ができます。


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 「光栄立坑」の近くです。「生野銀山」には落差数百m級の立坑が8本あり、そのうち「光栄立坑」の落差は730mにもおよびます。これは、「東京スカイツリー」(634m)を100m上回る規模です。

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 「光栄立坑」のエレベーター巻上機です。ここで730m分の巻上げを行っていました。

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 巻上機は全て地下にあるため、巻上げ用のワイヤーをエレベーターの真上まで通すために、上に斜坑が掘られています。すごいダイナミックです。


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 これが「光栄立坑」とエレベーターです。この穴の下は、730mの闇です。残念ながら、立坑に近づいてしたを見下ろすという、のださんのようなことはできませんでした。安全上立ち入り禁止ですからね。

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 エレベーターには線路がついていて、そこからトロッコを出し入れできました。人形が相変わらず不気味です。

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 そんなこんなで「生野銀山」は、非常にダイナミックな展示物が目白押しで面白かったです。最後に、次の記事で外の風景をちょいと紹介します。
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