「明延鉱山」 その2 当時のままの設備・機械

 続いて、当時のままの設備や機械などを紹介します。「明延鉱山」では、20数年前の閉山直前まで使われた機械類がそのまま展示してあります。さらに、観光地化された「生野銀山」にも展示用として機械や鉱石を寄付したそうです。

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 小型のボーリングマシーンです。掘削長は短いですが、小回りが効きちょっとした鉱脈探査に手軽に使用できます。

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 こちらは、鉱脈の掘削やダイナマイトを装填する孔をあけるための削岩機です。人間が手で持って操作します。

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 こちらの削岩機は、上に鉱脈を掘り進むためのものです。鉱脈は下から掘り進めて砕いた鉱石を床に落とし、一段下のトロッコ軌道に止めてあるトロッコに井戸を通して積み込みます。削岩機の重さは40kgもあり、振動や楽版と戦いながら毎日掘削をします。

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 掘削機につけるロッドです。鉱脈の採掘は人が直接機会を操作することも多いです。削岩機の振動などで節理に沿って落盤事故が頻繁に起こり、当時の作業員曰く、「鉱山業は世間で最も危険で過酷な仕事のひとつ」だそうです。ある意味、警察や軍隊や消防よりも毎日危険な現場に身を晒しているのかもしれません。

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 上2枚の写真の列車は、鉱石輸送車です。下の写真の井戸(この上で鉱脈採掘をして、採取した鉱石を井戸伝いに落としている)から直接鉱石輸送車に鉱石を積みます。

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 線路のあちらこちらにトロッコ列車やらボーリングマシーンやらがそのまま鎮座しています。

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 人力機械だけでなく、工事現場で使いそうな重機類もあります。これらの重機は昭和後期に使われ始め、鉱石採掘に大きな貢献を成し遂げました。閉山されて20数年たっていますが、今にも動き出しそうな雰囲気です。

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 鉱山現場には、このようなパトロール用列車もあります。当時の作業員はどんな心境でしたでしょうか?

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 出口近くに何らかの機械設備がありました。果たしてなんでしょうか?袂に鉱石を排出するっぽい口がありました。奥の方で採掘収集をしていたのでしょうか?

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 当時は鉱山事務所だったところを「山陽盃酒造株式会社」と提携して酒造に改造していました。「佐渡金山」や「生野銀山」でも酒造が見られたように、気温が一定に保たれる坑道は酒の保存・熟成に非常に向いているそうです。「明壽蔵」と呼ばれる蔵に保存されているこの酒を造っている田んぼは1箇所しかなく、大変貴重な酒であります。


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 「大寿立坑」とそこに設置されたエレベーターです。深さは420mもあり、いつもながら「東京タワー」より落差の激しい立坑の一つです。ガイドさんの話によると、立坑の下は水没保存させてあり、石を投げ入れたらポチャン音がするそうです。エレベーターは2段式で分速は150m(時速9km)ですが、「ラピュタ」で「パズー」が運転した物のような手動式で速度調整が容易なため、分速300m(時速18km)までスピードアップさせていたそうです。たまに「パズー」みたいな暴走運転急ブレーキをやらかすこともあったとか。
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