新幹線の大事故未遂 その1 「大井川」河口付近の地震

 新幹線といえば、開業から50年を経た現在でも、車内の乗客の、脱線や衝突による事故で死亡者数が0という、とてつもない安全記録を持っています(ただし、線路に転落した乗客の死亡事故(「三島駅転落事故」)や、保線作業員が回送車両に惹かれて死亡する事故は発生しているため、完璧な0ではない)。

 しかし、この安全神話が目白押しな新幹線も、一歩間違えていたら大事故にいたり、数百~千数百人の死傷者を出す大惨事になっていたという、大事故未遂事件がいくつか起きていました。このシリーズでは、その事例を紹介していきます。

昭和40年(1965年)4月20日 「東海道新幹線」 「大井川」河口付近の地震

 「東海道新幹線」が開通してまだ半年のこの日に、「静岡県」の「大井川」河口付近を震源とするM6.1の中規模地震が発生しました。この地震発生直後、全ての列車が緊急停止し、脱線などの大きな被害を被ることなく終わりました。しかし、震源付近の、線路を支える盛土が一部陥没し、そこの線路が歪みました。先日の雨で、開業後間もない、まだ十分に締固められていないであろう盛土が、地震の振動で崩落したそうです(実際、「東海道新幹線」開業後は、路盤(盛土)の耐久に不安があったため、徐行運転が多かった。当時の列車の運行本数は30分に1本と、現在の6~7分の1の運行密度で、確率的にも運良くそこを通過する便はありませんでした。しかし、万が一この陥没部分を列車が高速で通過していたら、間違いなく脱線していたそうです。「東海道新幹線」は盛土区間が多く、高架橋で建設されている他の路線と比べて雨や地震による崩落などで線路が歪みやすいです。実は、現在も盛土の歪みによる脱線事故が専門家に懸念されています。

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