回転する分岐器がある

 普通は線路の部材が微妙に動いて方向転換を促す分岐器ですが、「スイス」の「ピラトゥス鉄道」には、線路の土台が回転して方向転換する分岐器があります。

Pilatus2_201412270011156b1.jpg
(Wikipediaより)
 こちらが、その回転する分岐器です。線路の反対側には、反対側へ繋がる線路が収納され、方向転換時には、写真中央のロータリーが横回転して線路をまるごと入れ替えます。恐らく、世界中探してもここだけにしかないでしょう。

 なぜこんな大掛かりな分岐器ができたのか?

Pilatus1.jpg
(Wikipediaより)

それは、線路間にある歯(ラックレール)が原因です。「ピラトゥス鉄道」は、最急勾配が480‰、約25.6°の勾配を持つ、普通鉄道としては世界一急勾配な路線です。この急坂を上り下りするために、線路間のラックレールと機関車の下についている歯車を噛み合わせて進みます。

Pilatus_Rack_20141227001112294.jpg
(Wikipediaより)
 「ピラトゥス鉄道」は、「ロッヒャー式」と呼ばれる、上の写真のように両側から歯車を挟み込む世界でここだけのラックレール方式を採用しています。この歯車が線路の間をいっぱいいっぱい通るため、普通の文機器を設置できず、このような回転式を採用しています。車両基地にもよく使われる、「トラバーサー」と呼ばれる、線路の平行移動による分岐器も有効ですが、それを設置するスペースのない狭い場所で、この回転式が使われています。思いついた人がすごいです。
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