「熊本電気鉄道」に地下鉄「銀座線」の車両が来た背景

今年の3月12日に「銀座線」から引退した「01系」は、「熊本電気鉄道」で再利用されています。しかし、地上を走る普通鉄道に地下鉄「銀座線」の車両を乗り入れ指すのは、普通の中古車両を再利用するよりも大変なことです。

↓「銀座線」の「熊本」入り
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「銀座線」車両の改造はかなり面倒

① 軌間の違い

「銀座線」:1435mm
「熊本電気鉄道」:1067mm

② 集電装置の違い
「銀座線」:第三軌条方式・下の集電用レールに車両の集電靴を接触させる
「熊本電気鉄道」:架空電車線方式・架線にパンタグラフを接触させる


 このように、軌間と集電という、大きな要素が全く異なるため、台車の軌間改造や集電装置の改造まで施さなければいけません。
 一言でいえば、再利用するのがかなりめんどくさい車両です。地方鉄道は経費節減のために都会の路線の中古車両を安く仕入れるため、はたから見たら効率が悪く見えます

それでも「銀座線」車両を入手した理由⇒近年は適切な中古車両を手に入れにくい
 
① 都心部の路線は、混雑対策のために車両を大型化していった
 乗車率を少しでも緩和し通勤地獄を減らすためには、車両の大型化が効果あります。ほかにも運転本数を増やす方法がありますが、線路容量の関係ですでに限界です。
 そして時は流れ、大型化した新車も古くなり、中古車両に大型の車両が増えてきました。ただし、中・小型車両に合わせた設備を保有する地方鉄道と規格が簡単に合わず、いつも通りに大都市の車両を手に入れることが難しくなりました。大型車両を入手して、それが走れるように路線を改造する手間が非常に大きいためです(そんなことするくらいなら新しい中・小型車を導入した方がいい)。

②「銀座線」の車両は昔も今もこれからも中・小型
 今から82~90年前に造られた「銀座線」はトンネル自体が昔の規格で造られているためかなり断面が小さいです。したがって、車両もそれに合わせて小さいままです。車両を大型化するには、トンネルを拡幅する必要がありますが、今後それをやる可能性は低いでしょう。

 そんな理由から、改造の手間は出ても「銀座線」車両は地方鉄道のサイズに合った貴重な中古車になりました。

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