日本のループ線 その2 土佐くろしお鉄道中村線 追記:見に行った


 このループ線は、高知県の西部を走る、「土佐くろしお鉄道中村線」の途中にあるものです。この鉄道は、昭和38年(1963年)に国鉄の鉄道として開通しましたが、現在では第三セクターとなっています。ループ線は、高知県黒潮町の山の中、ちょうどJR線とくろしお鉄道中村線が分岐する所にあります。

くろしお鉄道ループ
 ループ線です。ループ線の半径は約350mと、わりあい小型です。勾配は約23‰(tanθ=23/1000です)で、高低差は約40mあります。図の標高は、あくまで推定です。ほとんどの区間がトンネルでループ線という実感があまり沸きませんが、逆に言えば1つのトンネルで約270°も曲がっています。これは日本のループ線のトンネルでも一番の曲がり具合でしょう。方位磁石でも使って試してみたらわかるかも、でも車内は磁気が多そうだから可能性は低い。
300px-Kawaoku.png
 こちらがJR線と中村線の分岐の配線図です(Wikipediaより)。

追記
今年の夏に、「四国」へ行った際に、見てきました。

 ほかのループ線と同様、大部分がトンネルや森の中で、全体を見渡すことはできませんでした。一番わかるのは、先頭車両で曲がり続けている様子を見ることでしょう。ちなみに、ループ線自体、最寄りの駅から2.5~4km以上離れているため、歩いてループ線へ行くのはしんどい上、列車も1~3時間に1本しか停まらない普通のみ(特急は通過)が停るため、鉄道で行くにープは半日以上浪費すると思ったほうがいいでしょう。

ほとんどが列車内からの景色です。

DSCN0817MOV000011319.jpg
①「高知」方面から、時計回りに360°回ります。最初の4分の1は、「土讃線」と「中村線」の分岐信号所、残る4分の3は「中村線」のトンネル内になります。分岐器右側が「中村線」でループ線方面、左側が「土讃線」です。

DSCN0817MOV000017954.jpg
 複線に分岐して90°曲がります。

DSCN0817MOV000029399.jpg
 「川奥信号所」です。まっすぐ行くと「土讃線」で「宇和島」、「松山」方面、左へ行くとループ線で「宿毛」方面です。ループ線の方は、明らかに下っているのがわかります。

DSCN0817MOV000038668.jpg
 そのまま23‰の下り勾配で、「第一川奥トンネル」に入ります。長さは2,031mあり、大部分はループ線です。曲がり続けるのを感じるしかありません。

DSCN0831.jpg
 「川奥信号所」から、「第一川奥トンネル」の出口側を俯瞰。時計回りで270°回って下の線路(写真中央奥)へ進みます。

DSCN0821.jpg
 「第一川奥トンネル」の出口です。道路脇の獣道から近寄れます(もちろん線路には入らないように!)このトンネルの上の方に、ループ線スタート地点の「川奥信号所」がありますが、気に隠れてよく見えません。
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