正しい新幹線車両への入場の仕方

 新幹線の地方中間駅には、以下のような光景が見られます。
 新幹線車両を始めとする特急列車は、通勤電車と異なり1両につき2つしか扉がありません。大半の場合は、その扉は人1人が通れる幅です(座席を増やすため?)。そのため出る人がいなくなってからホームでそれを待っていた人が車両へ入場します(通勤ラッシュでもよくあることだが)。新幹線の、特に割合利用者の多い地方の中間駅では、同じ車両でも2つの扉では乗客の出入りに偏りが生じています。

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 乗客の流れの偏りを図にするとこんな感じになります。駅における出口(改札口)への階段の位置がみそです。1つの車両のうち、階段に近いほうの扉に、相対的に降りる人が殺到するためそちらの扉は出る人が多いです。

 一方、階段から遠いほうの扉は出る人が少ないです。つまり、列車が停まってから降りる人が全員外に出るまでの時間が階段に近いほうの扉のほうよりも短いため、早く車内に入場できます。そして自由席であればそれだけ優位に座席を確保できます。

P4065217.jpg
 朝の静岡駅の光景です。一番上の図のように、車両(この写真でいう1号車と2号車)ごとに区切れば、階段に近いほうの扉(写真でいう手前の方、1号車)は出る人が多いため、そこから入場しようとする人が少ないです。反対に階段から遠いほうの扉(写真でいう奥の方、2号車)は出る人が少ないため、そこから入場しようとする人が多いです。

 写真では列車(こだま号)がすでに停まっていますが、ホームで待っている人はこれよりも1本あとにやってくる「ひかり号」に乗ろうとしている人たちです。現在のダイヤでは、静岡駅には「ひかり号」は片道1時間に1本しか止まりません(沿線人口や全国の新幹線の駅とダイヤの傾向から考えれば、かなり停車数が少ないと言える、ある意味石川知事の言い分も正論なんですね)。そして「こだま号」と比べて「ひかり号」の利用者は圧倒的に多いです。つまり、ひかり号の、特に自由席はめちゃくちゃ混みます。そのため、みんなが自由席争奪戦に勝つために早くから並んでいます。そして、少しでも有利に座席を確保するために、階段から遠い方の扉より入場するという技を多くの人が習得しています。また、静岡駅には出口への階段が1つのホームにつき2か所しかありません(ホームの中間付近)。その構造も影響し、静岡駅はこのような出入りの偏りが自然と生じています。

 この現象は、新幹線に限らず特急列車の停まる、静岡駅以外にも比較的利用者の多い地方の中間駅でも見られるかもしれません。そして、新幹線に慣れている人には当たり前の光景でしょう。この裏ワザにつきましては、僕も新幹線の利用歴が長い父親から教えられて初めて気付きましたので。
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