「学歴フィルター」と、「学部・学科フィルター」について

 就職活動関連の記事もこれで100記事目ですね。てなわけで、今回はいくつかの面接試験を経て思ったことを語りましょう。

 日本では「人物重視」を唱えて、まるで学歴よりも人柄を見ているというような印象を企業側が与えて?そして学生側も都合よくそれを解釈しているきらいがありますが、やっぱり学歴フィルターはまだまだ根強いようです。ネット上では、説明会の予約がすぐに満席になるように感じられるのは学歴フィルターに通らなかったことによるものではないか?との噂があります。

 これはある人事の方が話してくれた実話です。その人事の方本人が就職活動をしていた時期(20年前の話)に、ある会社の説明会に参加をするために電話をしました。「○○大学の△△ですが、説明会の申し込みをしたいです」と言ったら、会社側は「済みませんが満席です」と言いました。そのあと声色を変えて「慶應義塾大学の□□ですが、説明会の申し込みをしたいです」と言ったら説明会の日程を教えてくれたというのです。これは酷いほうの例に入ると思いますが、実際には現在も、特に大企業・大手企業はエントリーシートの提出時点で学歴フィルターを発動しているんじゃないか?との噂がちらほらと入りますぞ。難関大学に入っているのは、人物の分野からみてもそれ相応の努力と忍耐力がある一種の証拠なのは事実でもありますので。式で表せば 人物⊃学歴 、ベン図で表せば学歴の円は完全に人物の円に取り込まれているのでしょう。

 お次に学部・学科フィルターについてです。これは僕の所属している理学部の人間の立場から述べます。僕は土木や鉄道系の会社の試験も受けてみました。周りは工学部系の人間が大多数です。そして、実際に試験を受けて面接時に「君は理学部出身だけど、弊社で自分の学んできたことをどう活かせると考えますか?」という質問をいろんな会社から受けました。まあ、これは個人的にも「待ってました!」と言える質問なので、普通に答えます。そして、自己PRとしては妥当なものだと思えますが、会社・面接官によっては「君は本当にこの出身学科でありながら弊社を希望したの?」や、「(エントリーシートに記載している)会社を受けた方がいいんじゃないの?」という、被害妄想を拡大すれば圧迫面接っぽいような対応をされることも。この態度は本音なのか、受験者の反応を試しているのかはわかりませんが、何気に理学部の人間は、土木や鉄道関連の業種でフィルターにかけられる感じがしますなあ。理学部では、工学部で学ぶ土木工学や電気、測量などの会社の業務で直接役に立つような授業はそんなにやっていないのは事実でしょう。でも、野外調査や研究で得た、現場を堪能した経験値や課題を解決する意気込みなどは理学部で得られる大切なもんだと主張したいのだが、それを企業の人事の輩たちはどこまで理解してくれているのかねえ?本当に理学部は即戦力にならないと思っているのか?歓迎はしているもののツンデレでいうツンな態度で接し、学生の心意気を試しているのか?見極めるのは難しい…。

 どの分野に目を向けようが、結局は各会社によりけりなんですね。あと、欧米では大学で学んだ分野と一致する企業に就職するのが常識らしいので、日本は選択肢に恵まれているかもしれません。ようは、学生の出身学校・学部・学科のよさをわからない企業はほっといて、わかってくれる企業を探せれば最終的にはよいのでしょう。

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この記事へのコメント

- ヒバリ - 2009年05月09日 17:13:43

いとこの話だけど電力会社とかあからさまに人事が東大とか慶応早稲田の人の話を熱心に聴いてたみたいに言ってたな。

- 太郎 - 2009年05月10日 21:11:52

>ヒバリさん
 物的証拠はないけど、状況証拠や証言はちらほらあるなあ。

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