立山日帰り旅行 その7 黒部ダム

 富山を出発して4時間16分後に目的地の黒部ダムに到着しました。黒部ダムは昭和38年(1963年)に竣工し、堰堤の高さが186mと日本で一番高く、貯水量は2億トンに達します。ダムの放水孔(高さ110m)からは毎秒10トン以上の水が噴き出します。近年の土砂堆積率は14%(平成18年)で、ダムの耐久を考えたら寿命はあと250年らしいとか。映画「黒部の太陽」やプロジェクトXでも工事の一部は紹介されていますが、この恐ろしく秘境に造られたダムは莫大な難工事を経て造られ、171人もの殉職者を出しました。壮絶な苦労により造られた、功績であります。

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 上の展望台から見たダムです。「るるぶ」おなじみのアングルです。「関電トロリーバス」の「黒部ダム駅」より220段の地中階段か岸壁に張り付く階段をのぼります。空気も薄いためかかなり疲れますが、黒部ダム建設の動画を記念館で見たらこんなのへでもないことに気付くでしょう。実際に記念館の動画は、本当にすごかったです。無条件で50年も前にこの工事に携わった人を尊敬するようになります。

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 堰堤から見た下流側の様子です。ちょうど放水口の上にいます。滝のようにそのまま流したら河床が削られてダムに影響を及ぼすため、霧状にして放水するようにしています。3次元アーチの都合から壁の傾斜が90°を超えているため、我々は空中に張り出している状態です。とっても冷えます。僕は体感温度の変化を生で体験するという建前で半そでを着ていますが、この場所での半そで率は1~2%ほどです。

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 本日の水面は、河床より154mの位置にあります。この景色を見て2年前にネット上ではやりだしたネタをすぐに思い浮かべる人は…

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 立山連峰を向いています。黒円の部分が「大観峰駅」、黄色円の部分が「黒部平駅」です。建物っぽいのが見えます。右上の高い部分が雄山や大汝山です。

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 虹と副虹が見えました。ダム周辺には露頭(←理科の教科書でいう「地層」のこと。特定の人の頭のことではありません)がたくさんあります。こういうところにある人たちがつきそったら、「あれは何に見える?」「本当に花崗岩なの?」「なんでそう思うの?」「面構造は見えた?」「どういう方向に応力が働いていると思う?」…などの、遊びに来てまで聞きたくもねえ台詞が飛び出しそうです。

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 「関電トロリーバス」の関電トンネル(全長6.4km)は、映画「黒部の太陽」の舞台でもあります。破砕帯から膨大な出水が起こり、大変な難工事となりました。現在でも破砕帯から水が湧き出し、飲み放題です。1年で40億ℓも湧き出しています。

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 地中階段ですトロリーバスの駅と展望台の間を220段で結びます。

 時間は速いですが、何しろ起きた時間も早いのでここで昼食をとりました。メニューには「黒部」とか「ダム」とかの名前が付いていました。ここでは2時間以上のんびり?過ごし、その後はのんびり元来た道を戻りました。
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