東海道新幹線と関ヶ原 その1 予想外だった雪害

 毎年冬になると、ニュースで関ヶ原の雪で東海道新幹線の列車が徐行していると報道されます。この徐行がなぜ起こるのか?何故40年以上にわたり続いているのか(この問題が解決できないのか)?を2回にわたり述べていきます。

 徐行運転を強いる元凶は、降雪です。関ヶ原は有名な豪雪地帯で、冬はじゃんじゃか雪が降ります。この雪が、運転中の新幹線の床下の機材にこびりつくのです。雪の降る中、自転車やバイクを運転した人は想像がつくでしょう。あれと同じことが新幹線にも起きているのです。しかも、新幹線は時速200 km/h以上で運転するため、こびりつき具合が甚大です。床下の機材に蔵王の樹氷のごとくこびりついた雪(氷)の塊は、豪雪地帯を抜けると溶けて路盤の上に落下します。しかも、新幹線は時速200 km/h以上で運転するため、落下する勢いは甚大です。落下した雪(氷)の塊は線路の下に敷いてある石(バラスト)を弾き飛ばし、それが新幹線の床下の機材へ直撃したり線路外に飛び出したりします。この被害を防ぐためにやむを得ず徐行運転をしているのです。

 東海道新幹線建設中には、何度も試験走行が行われましたが、その場所は神奈川県内でほとんど雪が降りませんでした。そのため、この被害までは想定できなかったのです。この雪による被害と原因が発覚した直後、国鉄の担当者は「新幹線が雪に負けてたまるか」と、強気の姿勢で通常運転を続けましたが、あるとき線路外に飛び出したバラストが民家の窓ガラスを貫き、部屋の中の目覚まし時計を直撃する事件が起きて、徐行運転を定着させたそうです。

 この習慣は東海道新幹線が開通して40年以上もの間続いています。原因は分かっているので解決することはできないのか?何故完全に解決できないのか?は、次回述べます。
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