東海道新幹線と関ヶ原 その2 なかなか実現できない雪対策

 東海道新幹線の関ヶ原での雪害を受け、その後建設された東北・、特に上越新幹線では徹底した雪対策が行われました。線路脇にスプリンクラーを設置し、線路に積もった雪を洗い流しているのです。おかげで上越新幹線では豪雪地帯を通るのにもかかわらず、雪害による運休がほとんど起きていません。

 単純に考えれば、それくらい関ヶ原の区間にもすぐできるのでは?と思います。しかし、制約があります。東海道新幹線の区間は、線路の下の土台が盛土(要するに土手)である区間が多くあります。更に、線路を支えるのはバラスト(砂利)です。スプリンクラーで大量に水をまけば、バラストと盛土が崩れる恐れがあるので、雪を洗い流すほど大量に水をまくことができません。東北・上越新幹線では、水を大量にまけるようにコンクリート製の高架橋を造り、線路の路盤もスラブ(要するにコンクリート)となっています。東海道新幹線の路盤もスラブで造りたかったのですが、当時はその技術が発展途上で使用を断念しました。

 関ヶ原の区間をコンクリートの高架橋、スラブ製の路盤に改良し、スプリンクラーを設置すれば雪害は解決されます。しかし、改良するためには月~年単位でこの区間を休止して工事を行うか、別路線を新たに作る必要があります。そこまで大きな投資をして徐行運転を解消するか、やむを得ず現状維持かという大きな選択ですが、現在の所は後者を選んでいるのでしょう。ここ10年以内、もしくはリニア開通後に、東海道新幹線では1兆円規模の大規模改修工事がおこなわれる予定です。そのときに関ヶ原の区間はどう改修するのでしょうか?
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