東海道新幹線の掟

 東海道新幹線には3つの厳しい掟があります。

① 東海道新幹線を走る列車は、16両編成でなければならない
② 東海道新幹線を走る列車の総座席数は、1編成につき1323席でなければならない。
③ 東海道新幹線を走る列車は、最高270 km/hで運転しなければならない。


 ①と②の掟は、東海道新幹線内を走るすべての車両が16両編成になった平成元年(1989年)より実施されています。座席数に至っては1両ごとの細かい配置までもが、更に各扉やトイレなどの位置と数も統一されています。③の最高速度は、平成15年(2003年)のダイヤ改正後に実施されています。これらの掟が造られた目的は、乗客の流通や予約、ダイヤの円滑化です。あまりにもダイヤが過密な東海道新幹線だからこそ、ここまでダイヤの妨げになる原因を徹底的にそぎ落とした統一が行われているのです。

 そして、これらの“掟破り”とJR東海に評されたのが500系です。16両編成であること、東海道新幹線内では270 km/h運転を実施することは掟に準じています。しかし、500系の総座席数は1324席と、東海道新幹線の掟に反しています(正しくは、JR東海に1323席にするよう求められて席を狭いスペースに詰めた結果、1324席になった。重要なのは、この場合座席配置のほうである)。更に座席配置がほかの車両と異なり、先頭車両には1つしか扉がありません(普通は先頭車両でも2つある。1つしかないと、乗客の乗降に支障が出やすくダイヤの乱れにもつながりやすい)。これが、JR東海が500系の乗り入れを嫌がっている原因です。500系が乗り入れた当時もJR東海は上述の掟に合わせた車両にするよう、JR西日本に求めました。しかし、空力学的にも感情的にもかっこよさを求めた500系の形では、座席数や配置に関しては完全に合わせることができませんでした。そのためJR東海には、本当は美しい白鳥でも掟破りのアヒルの子のような見られ方をされているのです。

 また、九州新幹線が東海道新幹線に乗り入れない理由の一つ(ほかにもダイヤ関係、航空機と比べて不利などの理由はある)に、九州新幹線の車両が8両編成であることが挙げられます。これは東海道新幹線の掟①に反しますが、16両編成の車両を九州新幹線内に走らせても“供給”が多すぎて効率が悪いので、8両がちょうどいいのです(現に、今の九州新幹線のプラットホームでは、16両だとはみ出します)。

追記
 以前も500系関連の記事(http://tarouroom.blog89.fc2.com/blog-entry-801.html)で乗せた動画です。ここでもっかい載せましょう。
 

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この記事へのコメント

- ヒバリ - 2010年01月28日 00:32:40

過去の記事だけど、

http://tarouroom.blog89.fc2.com/blog-entry-801.html

で紹介されている500系×ライオンの動画も載せると、なお面白いかもしれない。

- 太郎の部屋 - 2010年01月29日 22:56:57

>ヒバリさん
 さっそく載せておきましたぜ。

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